オピニオン

起業の1番のメリットは「安らかに死ねる」ことだ。

こんにちは、鈴木(@jiyu7ka)です。

「起業のメリット」については、いろんな人がいろんな主張をしています。

例えば、

成功すればたくさんお金が手に入る
自分のやりたいことができる
定年がないのでいつまでも現役で働ける

などなど。

うん、確かにどれもメリットのように思えますが、正直僕はどれも「瑣末さまつごとだな」と感じます。

起業の1番のメリットは「安らかに死ねるようになる」ことです。

全く意味がわからないと思うので、僕がそう確信するに至った理由をショートストーリーで語らせてください。

===はじまりはじまり===

肥大化した自己愛の罠

正直に言おう。
僕は起業する前まではずっと、

「自分は特別な人間だ」

と強く信じていた。

小学校のテストは100点が当たり前
中学入試は余裕で突破
大学入試も学科内8位で合格

などといった経験をしてきたせいで

「本気でやればなんでも成し遂げられる人間に違いない」

と思っていたわけだ。

今思い返すと相当に「イタイヤツ」なんだけど、
当時は本気で思ってたんだからしゃーない。

鈴木
鈴木
本当は隠したい過去。恥ずかしすぎる 

で、昔の僕のような「やればなんでもできる」って思考の何が問題かっつーと、「1個人が”なんでもできる”なんてことは起こり得ない」という現実に気付けていないことなんだ。

勉強もスポーツも万能な「出木杉くん」でさえ、思いを馳せていたしずかちゃんとは結婚できないのだ。

「やればなんでもできる」の落とし穴は
「いつでもできるから今はやらない」という発想に転換されてしまうこと。

実際に僕の大学時代(起業前)は、その発想に支配され、とんでもなく堕落したゴミのような毎日を送っていた。

「本気出せばなんとかなるし、今はサボっちゃえ!」

である。

この時の僕のような発想に陥ると、大抵は「一生本気を出さず、一生サボり続け、気付いたら寿命が目前に迫ってて大後悔する」ことになる。

・・・ことになるのだが、幸いにも僕は「本気を出そう」というキッカケに恵まれた。

こればかりは運が良かったとしか言いようがないのだが、そのキッカケこそまさに「起業との出会い」なのである。

「なんでもできる」が幻想だと自覚できたのは起業のおかげ

僕は起業家の世界に触れたことで、起業へ強い憧れを抱いた。
実を言うと僕自身、冒頭で書いた「瑣末さまつごとなメリット」に惹かれていたわけだ。

やりたいことで稼げるとか、たくさん儲けられるとか、たくさん儲かれば一生遊んで暮らせるとか、そーいうしょーもないメリットに。

ただ、当時はそれらがあまりに魅力的に思え、僕は大学へ行くことを完全にストップし起業を決意した。

この時の自分にはまだ強烈な自己愛が存在してたので、

起業を選択した俺カッケェ」とか「俺なら起業も上手くいくに決まってる」とか思ってた。

鈴木
鈴木
マジでコイツ自分に酔いすぎでは?

で、幸か不幸か、実際に起業初期は「上手くいっちゃった」んだよね。

単なるビギナーズラックなんだけど、そのことがさらに自分を特別視させてしまった。

あぁ、やっぱり起業でも成功できるんだ。人生楽勝じゃん

って感じで。

鈴木
鈴木
クソ人間だなあほんと…

しかし当然のことながら、ビギナーズラックは永続しない。

「俺はもう年収2000万を切ることはないだろう」

という盛大な幻想が、日を追うごとに蝕まれていったのだ。

毎月の収益が着実に右肩”下がり”になっていったから。

そうやって、「自分の思うようにならない」ことが積み重なった結果、僕は自殺の3歩手前まで追い詰められた。

「線路に飛び込んだ方が楽なんじゃないか…?」と一瞬だけだがフッと思ってしまったのだ。

これは本当に衝撃の出来事だった。

なぜかというと僕はそれまで

「自殺とかwwwそんなことするのマジでバカじゃんwww」

という思想を持っていたからだ。自分が一瞬でも自殺を視野に入れることなど、100%ありえないと確信して生きていた。

しかしそれは大きな間違いだった。

自分だけではコントロール不可能な「上手くいかないこと」が連続して起こると、「死にたい」って気持ちが勝手に現れてしまうんだなと強く実感した。

と同時に

「俺って全然大した人間じゃねえ…。全くもって特別じゃなかったわ…。」

ってことを、(すごく苦しかったが)、受け入れることができたのだ。

浮き足立った状態から「地に足が付く」

「自分は本気出せばなんでもできる人間だ」

この思想の良くない点は、なんでもできるという盛大な勘違いをしてるせいで「真に自分がすべきこと」を見失うことなのだ。

イチローであれば「野球」
HIKAKINであれば「YouTube」
明石家さんまであれば「お笑い」

イチローはYouTubeをすべきじゃないし、HIKAKINはお笑い芸人になるべきじゃないし、明石家さんまは野球をすべきじゃない。

ウサイン・ボルトは「走る」べきなのだ。

 

僕は「なんでもできる思想」のせいで「何もできなく」なっていた。

いや、正しくは「何をすべきか全くわからなくなっていた」のだ。

そのせいで、「あれもできるな」「これもできるな」「あ、それもできそうだな」と色んなことに目移りし、「結局何もしない」という最悪の選択をしてしまっていた。

 

しかし、起業後にどん底に突き落とされたことで、

なんでもできる才能なんて自分は持っていない。じゃあ自分は果たして何ができて、何ができないのだろうか?

と冷静に考え直すことができたのだ。

「自分にできること」
「自分にはできないこと」

が明確になることで、

「自分は何をすべきなのか?」

という、ある種天命のようなものが分かるようになる。

 

するとその「すべき」ことの実現のため、惜しみない努力を投下できるようになるのだ。

そうなって初めて、僕は「後悔しない人生」がスタートするのだと思う。

 

すべきことが不明確だと、あれやったりこれやったり、あるいは全く何もやらなかったり、なんだか”しっくりこない”毎日が続くだろう。

「自分が人生かけてやりたいことって、本当に今やってることで合ってるんだろうか?」

と悶々としていたら、きっと死ぬときに後悔すると僕は思う。

だけれども、「すべきこと」が明確になりそれの実現のため日々全力で脇目も振らず努力するようになったら。

努力するようになったなら、この世界で自分の役割を全うし、安らかに死ねるのだと思う。

===おしまい===

起業を通して「すべきこと」が見つかる

ショートストーリーを最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。

僕が言いたかったのは、

「起業することで”すべきこと”が見つかり、それの実現へ向けて一心不乱に努力できるようになることが1番のメリットだ」

ということです。

一心不乱な努力の副産物として「たくさんお金が儲かるかもしれない」ですし、お金が儲かるのはウレシイですが、やっぱりそれは1番のメリットだとは思えません。

「人生を懸けて自分が成し遂げるべきことが見つかる」

ことこそ、起業がもたらす最大の恩恵なのだと思います。

なんとなく生きて寿命を迎えるか、
すべきことの実現を目指し続けて寿命を迎えるか。

安らかに死ねるのは、きっと、後者でしょう。

あなたはどう思いますか?

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください