俺は、不条理を受け入れて自らの人生を浪費してしまうのが本当にイヤだった

「どうして起業したんですか?」

初めて出会った人には高確率で聞かれる質問です。

起業初期を振り返ると「より多くのお金が欲しい」という原動力で動いていたことは間違いありません。

間違いないのですが、お金を欲していたのは「窮屈な人生から脱皮するため」だったことに実は最近気付いたのです。

お金は怖いです。
本当に恐ろしい概念だなと思います。

誰かの目の前にお金をぶら下げれば、いとも簡単にその人の人生を支配できてしまうからです。

事実、僕は「大学を卒業したら老体になるまで”週2日”しか自由の与えられない環境で生きなければならない」と思い込んでました。

仕方ないです。
そうしないと社会はお金を与えてくれないのですから。

 

起業したとき、
「鈴木はカネに目が眩んだんだろ?」
と言われたことがあります。

紛れもない事実です。

しかし、

「毎月のお給料を振り込んでもらえないと大変に困るから、その仕事内容がいかなるものであれ、どんな不条理であれ働かなければならない」

という態度もまた、目の前にぶら下がってるお金に目が眩んでいる故なのではないかと思います。

お金のために、働く。
お金のために、生きる。
お金のために、死ぬ…。

このようなお金ファーストの人生って、あまりにも窮屈すぎやしないか。もっと自由で在りたい。

…とはいえ日本は資本主義国家ですから、お金がなけりゃご飯を食べることすらできません。

お金のために生きるのはゴメンだが、
お金がなければ飢え死にしてしまう。
やはり就職してお給料を頂く以外に道は無いのか…。

そんなことをボンヤリ考えてた大学3年生のタイミングで出会ったのが「起業」だったんですね。

はじめて起業家という生き方を知ったときは「お金をたくさん稼げる!!」という表面的なメリットに超惹かれてしまってました。

2016年の話です。

起業して3〜4年は結局のところ「お金の奴隷」だったんですよね。
お金のために、いろんな事業をスタートしてましたから。

あほくさ。

結果としてたくさんのお金が儲かるのは理想ですが、それは決して起業の第一義では無いと考えています。

起業の第一義とは、全ての責任を自分が引き受ける代わりに、他者から抑圧されない独創的な生き方が手に入ることです。

僕って「不条理なこと」がメチャメチャ嫌いなんですよ。高校の頃に超キライだった先生が「授業中に内職をするな!」と抑圧してくるのとかマジで許せんくて。

授業のクオリティを全く上げようとせず、ただ教科書を”読み上げる”だけの授業で内職(自主学習)をしてはいけない条理が全く分からなかったんですね。

ただ、不条理を受け入れることってある意味でラクなんです。自分の成績が伸びなかった責任を不条理な先生に押し付けることで「自分は悪くない」と自己正当化できるから。

…起業も同じことが言えて。

今の世の中、自分が心から望む独創的な生き方を、起業せずして手に入れることは極めて難しい。

勤め先から強いられる色んな不条理
若者のための政策が構造上立案されない不条理
物価と税金は上がるのに給与が増えない不条理
,etc…

あらゆる種類の不条理が社会に蔓延はびこっているからです。

それら不条理を甘んじて受け入れた場合、人生が思い通りに行かなかったとしてもその責任を国や社会に押し付けることができます。

しかし起業すると状況は一変します。

もし上手くいかなかったとしても、それを国や社会のせいにできません。できませんというか、極めて滑稽です。起業は自己責任の世界ですから。

全ての責任を自分が引き受けなければならないという点で言えば、起業は大変かもしれません。

大変かもしれませんが、その対価として「自分だけの独創的な生き方」を享受できるんですね。

◎どのような方法でお金を稼ぐのか
◎どのようなお客様とお付き合いするのか
◎1日どれくらい仕事する時間を作るのか

そういったこと全てを自分でコントロールできるからです。
社会に蔓延はびこる不条理にNoと言い、「こうありたい」と心底願う生き方を目指せることは何にも代え難い価値だなと思います。

 

「どうして起業したんですか?」

 

自分の人生に責任を持ち、自分が心から願う生き方を体現したいから。

それが答えです。

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